ドブ漬けとは?溶融亜鉛めっきの防錆力や電気めっきとの違いを徹底解剖

ドブ漬けとは?溶融亜鉛めっきの防錆力や電気めっきとの違いを徹底解剖

ドブ漬けとは?溶融亜鉛めっきの防錆力や電気めっきとの違いを徹底解剖の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

Q1:ドブ漬けの耐用年数は具体的に何年くらい持ちますか?
A1:設置環境の大気汚染度や海塩粒子の量によって異なります。JIS H 8641に基づく標準的な付着量(HDZ 55など)を確保した場合、腐食因子の少ない田園地帯では100年以上、一般的な都市部や工業地帯で40〜60年、飛来塩分の多い海岸地帯であっても20〜30年以上の耐用年数を維持します。

Q2:ドブ漬け製品に発生した「白錆」は落とす必要がありますか?
A2:軽微な白錆であれば、大気中に含まれる炭酸ガスと反応して緻密な保護皮膜(塩基性炭酸亜鉛)に変化するため、構造上の耐久性に問題はありません。ただし、外観を損ねている場合や重度に堆積している場合は、ナイロンタワシや高圧洗浄で粉を落とし、水分が滞留しないよう通気性の良い環境で乾燥させてください。

Q3:現場で市販の普通ナットがドブ漬けボルトに入らないのはなぜですか?
A3:ドブ漬け(溶融亜鉛めっき)は数十μmの厚い皮膜が形成されるため、通常のJIS規格ボルト・ナットの寸法許容差を超えてネジ山が干渉するためです。ドブ漬けボルトを使用する際は、めっき膜厚分だけネジ穴を意図的に大きく切った「オーバータップ加工済みのドブ漬け専用ナット」を必ずセットで手配する必要があります。

Q4:ドブ漬け鋼材を現場で切断・溶接した場合、防錆力はどうなりますか?
A4:切断端面や溶接箇所は亜鉛層が焼損・消失し、鉄の素地が露出して赤錆の起点となります。ある程度の軽微な傷であれば犠牲防食作用がカバーしますが、熱影響部や切断面には直ちにスプレー式や刷毛塗り用の「高濃度亜鉛末塗料(ジンクリッチペイント)」を規定膜厚以上塗布する補修作業(めっき補修)が不可欠です。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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