都内の歯科クリニックに勤務する歯科衛生士への取材や、オーラルケアコミュニティにおける利用者の声を集約すると、日々の製品選びにおいて興味深い意識のギャップが浮かび上がってくる。
取材に応じた都内審美歯科の歯科医師は次のように語る。
「来院される患者さんの中には、ネット広告で話題の高額なホワイトニングジェルを何本も購入している方がいます。しかし、成分表示を見るとフッ素すら入っておらず、有効成分の根拠に乏しいものが散見されます。一方で、薬局の隅に置かれている700円前後のチェックアップ スタンダードやコンクール ジェルコートFの方が、フッ素滞留性やプラーク抑制の面で圧倒的に優れているケースが多々あります。高いから効くという思い込みを捨て、裏面の成分表示を見る癖をつけてほしいのが現場の本音です」
一方、消費者コミュニティやSNS上でのリアルな体験談を分析すると、ジェル製品や低発泡ペーストに切り替えた直後は「泡立たず物足りない」「スッキリ感が足りない」と戸惑う声が少なくない。しかし、その違和感を乗り越えて2週間ほど使い続けたユーザーからは、「唾液を吐き出す回数が減り、隅々まで磨けるようになった」「朝起きた時の口の中のネバつきが激減した」というポジティブな報告が急増する。過剰な香料やメントールによる表面的な爽快感に頼るブラッシングから、成分そのものの生体適合性に着目したケアへとシフトすることの有効性が実証されている。