医療現場のリサーチや各種コミュニティの投稿を検証すると、多くの女性が「何年も異変に気づきながら、誰にも打ち明けられずに一人で苦しんでいた」という現実に突き当たります。自著や手記、特番インタビューなどで闘病を明かした当事者たちも、一様に「最初は自分の体がどうなってしまったのか恐怖しかなかった」と語っています。
「お風呂でピンポン玉のような丸い肉塊に触れてパニックになった」「夫に知られたくなくて性生活を理由をつけて拒否し続けた」「旅行先で温泉に入るのが怖くなり、友人の誘いを断るようになった」といった声は、氷山の一角に過ぎません。女性器に直接関わる部位であるため、「恥ずかしくて近所のクリニックに行けない」「内診台に上がるのが苦痛」という心理的抵抗が受診を大幅に遅らせる主因となっています。
日本女性医療学会などの専門医が警鐘を鳴らす婦人科の受診目安は明確です。「入浴時や排泄時に触れる異物感が数日以上続いている」「夕方になると下腹部の違和感で歩行がつらい」「尿が出にくく排尿に時間がかかる」というサインが現れた時点で、もはや自然治癒を期待できる段階を越えています。初期であればあるほど、体にメスを入れない保存的な処置で快適な生活を取り戻すことが可能です。