SNSやネット掲示板上では「わっしょい百万夏まつりは人が多すぎて歩けない」「フィナーレ後は小倉駅で入場制限がかかり帰宅困難になる」といった過度な不安を煽る書き込みが散見されます。しかし、これらの言説には一部の誤解と、事前の情報不足による立ち回りの甘さが含まれています。
確かに花火終了直後の20時30分から21時30分にかけては、勝山公園から小倉駅へ向かう中央通りや平和通りに数万人の帰宅客が殺到します。しかし、現場の交通整理は北九州市警察部と警備員によって極めて整然と統制されており、パニック状態に陥るわけではありません。混雑のピークをスマートに回避するためには、以下の3つの鉄則を守るだけで劇的に快適性が変わります。
第一に、駅の使い分けです。 観客の8割以上が無意識に大規模な「JR小倉駅」を目指すため、小倉駅の改札前や券売機には長蛇の列ができます。しかし、勝山公園の西側に位置する「JR西小倉駅」へ抜けるルートは人流が分散し、改札通過が圧倒的にスムーズです。博多・折尾方面へ向かうJR利用者は、小文字通りを西へ直進して西小倉駅を利用するのが鉄則です。
第二に、交通系ICカードの事前チャージです。 帰路の駅券売機に並ぶ時間のロスは、祭りの疲労を倍増させます。Suicaやnimoca、SUGOCAなどの交通系ICカードには、午前中のうちに往復分の十分な残高(3,000円以上推奨)をチャージしておくか、モバイル決済を整えておくことが基本防衛策となります。
第三に、終演直後の「タイムラグ活用」です。 花火終了と同時に席を立たず、あらかじめ予約しておいた魚町銀天街や旦過市場周辺の飲食店で1時間ほど余韻を楽しみながら夕食を摂る、あるいは小倉城庭園のライトアップを眺めながらクールダウンすることで、駅のピーク混雑を完全にやり過ごすことができます。