午後の業務パフォーマンスを維持するための食後の眠気対策は、ランチの選び方と食べ方から始まります。もっとも再現性が高く効果的なアプローチがベジファーストです。食事の最初に野菜やキノコ、海藻類に含まれる食物繊維を摂取し、その後に肉や魚のタンパク質、最後に主食の炭水化物を口にします。食物繊維が小腸での糖の吸収スピードを物理的に遅らせるため、血糖値の急上昇を未然に防ぐことが可能です。
さらに、食後の過ごし方にも大きなポイントがあります。食後すぐにデスクに戻って座り込むのではなく、食後15分以内の軽いウォーキングを取り入れる手法です。近所のコンビニへ遠回りして戻る程度の軽い身体活動で構いません。筋肉を収縮させることで、インスリンの力を借りずに血液中のブドウ糖が筋肉細胞へと取り込まれ、食後血糖値のピークを著しく低く抑えられます。
それでも襲ってくる突発的な睡魔には、オフィスでも目立たずに押せる眠気覚ましツボが有効です。親指と人差し指の骨が交差する付け根のくぼみにある「合谷(ごうこく)」や、首の後ろの生え際にある「風池(ふうち)」、中指の爪の生え際(人差し指側)にある「中衝(ちゅうしょう)」を、痛気持ちいい強さで5〜10秒ほど指圧します。これにより交感神経が瞬時に刺激され、低下した覚醒度を物理的に押し上げることができます。