物理的な温冷ケアで組織液の流動性を高めた後は、物理的な排出ルートを自らの手で切り拓く必要があります。ここで重要になるのが、東洋医学に基づく経穴(ツボ)へのアプローチと、現代薬理学に基づく点眼薬の併用です。
決して眼球やまぶたそのものを揉んではいけません。狙うべきは眼窩(眼球が収まる頭蓋骨のくぼみ)の骨の縁です。以下の3つのツボを、中指の腹を使って「痛気持ちいい」と感じる300〜500g程度の圧で垂直に刺激します。
1つ目は眉頭のすぐ下にある骨のくぼみ「攅竹(さんちく)」。ここは眼周部の血流を統括する要所であり、頭痛や眼精疲労の緩和とともに、上まぶたの水分滞留を解除するスイッチとなります。2つ目は眉の中央部にある「魚腰(ぎょよう)」。そして3つ目は、正面を向いたときの瞳孔の真下、目の下の骨のキワにある「承泣(しょうきゅう)」です。
各ツボを息を吐きながら5秒キープし、ゆっくり離す動作を3回繰り返します。その後、目頭からこめかみ、そして耳の前を通って鎖骨へと指を滑らせるようにリンパを流すことで、温冷交代浴で浮き上がった水分を一気に体幹へと排出させます。
同時に取り入れたいのが、薬局やドラッグストアで入手可能な抗炎症目薬おすすめの活用です。激しく泣いた後の目は、結膜(白目)も血管拡張を起こして充血し、まぶたの裏側の結膜組織もむくんでいます。市販の目薬を選ぶ際は、単なる清涼感を与えるメントール系ではなく、グリチルリチン酸二カリウムやプラノプロフェンといった確かな抗炎症成分が明記された製品を選択してください。朝のケアの初期段階で1滴点眼するだけで、白目の濁りや赤みが鎮静化し、目元全体の重苦しい印象が劇的にクリアになります。