Q1:なぜ目の前に裏山がありながら逃げられなかったのですか?
A1:地震直後の揺れで裏山が小規模に崩落していたことや、降雪による足場の悪さから「木が倒れて児童が怪我をする危険がある」と判断されたためです。津波の脅威よりも山崩れの危険性を過大に恐れ、避難先の決定が50分間遅れてしまいました。
Q2:避難先に選ばれた「三角地帯」とはどのような場所でしたか?
A2:新北上大橋のたもと、釜谷交流会館の近くにあった標高約7メートルの平地です。校庭よりわずか数メートル高いだけで、北上川の堤防沿いに位置していたため、遡上してきた巨大津波に対して極めて脆弱な場所でした。
Q3:裁判で認定された「学校側の過失」とは具体的に何ですか?
A3:津波到達の約7分前には防災無線等により津波の危険を具体的に予見できたにもかかわらず三角地帯へ向かった現場判断の誤りと、震災前から学校の危機管理マニュアルに具体的な避難場所や経路を定めていなかった事前防災の不備(組織的過失)が認められました。