昭和から平成にかけて記録されたドラマ歴代最高視聴率の数々——『積木くずし』(TBS系・最終回世帯45.3%)や『ビューティフルライフ』(TBS系・最終回世帯41.3%)、平成後期を沸かせた『半沢直樹』(TBS系・最終回世帯42.2%)など、40%を超えた怪物番組はテレビが国民唯一の娯楽だった時代の象徴です。
しかし現在、ネット上で「ドラマ視聴率の大爆死」と揶揄されるタイトルの真相を紐解くと、コンテンツ自体の致命的な破綻だけが要因ではありません。ドラマ視聴率の低迷理由として際立つのは、「ターゲット層の視聴環境と放送枠のミスマッチ」です。Z世代向けに制作された作品を地上波のプライム帯で放送しても、当事者たちはリアタイせず見逃し配信やショート動画の切り抜きで消費します。結果として世帯視聴率は急落し、数字の上では大惨事に見えてしまうというギャップが生じています。