定期テストや大学入試で高得点を狙うためには、頻出の重要古語と文法事項を正確に押さえておく必要があります。出題頻度の高いポイントを厳選して解説します。
【押さえておくべき重要古語】
- ゆゆしく:シク活用形容詞「ゆゆし」の連用形。ここでは「非常に」「恐れ多いほど」の意味。
- いみじく:シク活用形容詞「いみじ」の連用形。「たいそう」「並々ならず」。
- ゆゑ(故):名詞。「特別な理由」「由緒」「風情」。
- 殊勝(しゅしょう):名詞/形容動詞語幹。「心が打たれるさま」「健気で感心なこと」。
- 御覧じ咎めずや:「御覧ず(見るの尊敬語)」+「咎む(気にとめる)」+打消「ず」+係助詞「や」。「お見とがめにならないのですか(なぜ気づかないのですか)」。
- 無下に(むげに):副詞。「まったく」「むやみに」「ひどく」。
- つと(都のつと):名詞。「土産(みやげ)」。都への土産話。
- ゆかしがりて:形容詞「ゆかし(知りたい・見たい)」+接尾語「がる」の連用形。「もっと知りたがって」。
- さがなき:ク活用形容詞「さがなし」の連体形。「いたずらな」「たちの悪い」。
- いたづらになりにけり:名詞「いたづら(無駄・無益)」+助動詞。「無駄になってしまった」。
【頻出箇所の品詞分解】
①「背き合ひて立ちたりければ」
- 背き合ひ:ハ行四段動詞「背き合ふ」の連用形
- て:接続助詞
- 立ち:タ行四段動詞「立つ」の連用形
- たり:存続の助動詞「たり」の連用形(〜している)
- けれ:過去の助動詞「けり」の已然形
- ば:順接確定条件の接続助詞(〜だったので)
②「定めて習ひあることに侍らん」
- 定めて:副詞(きっと〜だろう)
- 習ひ:名詞(由緒・伝承)
- ある:ラ行変格活用動詞「あり」の連体形
- こと:名詞
- に:断定の助動詞「なり」の連用形
- 侍ら:ラ行特別活用(丁寧)動詞「侍り」の未然形(〜でございます)
- ん:推量の助動詞「む」の終止形(〜でしょう)
③「感涙いたづらになりにけり」
- 感涙:名詞(感動の涙)
- いたづらに:形容動詞「いたづらなり」の連用形(無駄に)
- なり:ラ行四段動詞「なる」の連用形
- に:完了の助動詞「ぬ」の連用形
- けり:詠嘆の助動詞「けり」の終止形(〜だったなあ・〜てしまったことよ)