コンテスト後の進路として選んだのは、橋本環奈らを擁する実力派芸能事務所ディスカバリー・ネクストでした。事務所側も井手上漠の個性を型にはめることなく、自由な表現活動を全面的にバックアップする方針を採りました。
高校卒業後に上京して以降、活動の幅はさらに拡大しました。初のフォトエッセイ・自著『normal?』(講談社)では、自身の生い立ちや葛藤、美への哲学を赤裸々に綴り、若い世代を中心にベストセラーを記録。さらに、自身がプロデュースを手掛けるジェンダーフリーのアパレルブランドやコスメの開発にも携わり、クリエイターとしての才能を開花させました。
2026年現在、井手上漠は単なる「元ジュノンボーイ」「可愛いタレント」という枠組みを完全に脱却しています。東京ガールズコレクション(TGC)などの大型ファッションショーにおけるトップモデルとしての出演はもちろん、多様性やジェンダー平等をテーマにした企業フォーラムへの登壇、情報番組での的確なコメンテーター業務など、成熟した20代の表現者として確固たる地位を築いています。