下処理を終えたたけのこの扱いについても、間違った情報が広まりがちです。正しい保存技術を把握しておくことで、まとめ買いした旬の味を長期間キープできます。
「冷凍するとスカスカになる」を防ぐ冷凍保存のコツ
ネット上では「たけのこは水分が抜けて筋っぽくなるため冷凍保存はNG」と言われることがありますが、適切な前処理を行えば冷凍保存は十分可能です。
解凍時にスポンジ状になる理由は、たけのこの粗い繊維組織から水分が一気に抜けてしまうためです。冷凍する場合は、以下の工夫を取り入れてみてください。
- だし汁漬け冷凍:薄切りや細切りにし、薄味のめんつゆや白だしと一緒にジッパー付き保存袋に入れて液体ごと冷凍する。
- 砂糖まぶし冷凍:カットしたたけのこ全体に少量の砂糖(たけのこ200gに対して小さじ1程度)をまぶしてからラップで密閉する(保水性が高まり食感が保たれます)。
- 刻んで冷凍:炊き込みご飯用や汁物用として、あらかじめみじん切りや粗みじん切りにして冷凍すれば、食感の変化が全く気になりません。
冷蔵保存(水煮状態)の正しい管理方法
数日から1週間程度で消費する場合は、密閉容器にたけのこを入れ、全体が完全に浸かる量の水道水を注いで冷蔵室で保存します。毎日水を取り替えることで、約7〜10日間は良好な鮮度を保つことができます。
なお、たけのこの節の間に見られる白い粉状の付着物はカビではなく、旨味成分のアミノ酸である「チロシン」が結晶化したものです。脳の活性化や集中力向上に関与する安全な栄養素ですので、無理に洗い流す必要はありません。