劇場版シリーズは、ドラえもんの可憐さと物語のスケール感を常に更新し続けてきた。3DCGアニメーションとして全編が描かれた『STAND BY ME ドラえもん』では、質感をリアルに再現した立体的フォルムと表情の細かい機微が話題を呼び、大人の涙腺を刺激した。
一方で、近年の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』に代表される手描きテイストを生かした劇場作品では、音楽と映像が融合した躍動感ある表現が光る。大冒険の最中に見せる必死な表情や、仲間のために全力で走る姿は、劇場の大スクリーンだからこそ一層際立ち、鑑賞者の心を惹きつけてやまない。