直島を訪れる際、多くの旅行者が計画に組み込むのが同じ安藤忠雄建築である「地中美術館」です。地中美術館とベネッセハウスの比較を行うと、その展示思想と鑑賞アプローチの違いが明確になります。
地中美術館は、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品を恒久設置するために地下に埋め込まれた「光の建築」であり、完全予約制の鑑賞スタイルをとっています。一方のベネッセハウス ミュージアムは、自然環境と有機的につながり、屋内外の境界を越えてアートが拡張していくオープンな空間設計が魅力です。
島内を巡るベネッセアートサイト直島の所要時間としては、ベネッセハウス ミュージアム単体で約1.5〜2時間、屋外作品の散策を含めると約2.5〜3時間が目安となります。地中美術館(約1.5〜2時間)や李禹煥美術館、本村エリアの家プロジェクトまで網羅する場合、日帰りでは極めて駆け足になるため、最低でも1泊2日の旅程を組むことが推奨されます。
移動の生命線となるのがベネッセハウスの宿泊者・来館者向けバスの時刻表です。宮浦港から本村エリア、つつじ荘(町営バス終点)を経由し、ベネッセアートサイト直島エリア内を走る専用シャトルバスが運行されています。運行本数は1時間に1〜2本程度となる時間帯もあるため、フェリーの発着時間と照らし合わせた事前確認が不可欠です。