1歳は、小児期を脱して「生涯を通じた健康管理プログラム」を本格始動させる起点です。特に重視されるのが、成猫期としてのベースライン(基準値)の測定です。
子猫期に受けていた3回の混合ワクチン接種を終えた後、1歳を迎えたタイミングで追加のブースター接種(年に1回または抗体価に応じた間隔)を行います。完全室内飼育の場合は「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」「猫汎白血球減少症」を予防する3種混合ワクチンが基本となり、費用は4,000〜6,000円程度が相場です。
また、この節目に血液検査(生化学10項目以上、血球計算)、尿検査、糞便検査を含む健康診断を受けておくことが推奨されます。若齢期の健康な数値をカルテに残しておくことで、5歳や7歳以降に血液データがわずかに変動した際、病気の早期兆候を正確に検知できるようになります。