誰でも無料で手軽に参加できるオープン懸賞は、一見すると魅力的に思える。しかし、応募数が数十万件規模に膨れ上がることも珍しくなく、当選率は天文学的な数値まで跳ね上がってしまう。対して、対象商品を購入したレシートや応募券を添えるクローズド懸賞は、購入という一定のハードルが存在するため応募総数が絞られやすい。
日本郵便株式会社が提供する通常の郵便はがきや専用応募ハガキは、切手を貼って投函するという物理的な手間がかかる。だが、この「手間」こそがライバルを激減させる最大の要因だ。販売促進(SP)業界の関係者は「デジタル施策はbotや複垢による不正応募の排除に莫大なコストがかかるが、ハガキ応募は実在する購買層へダイレクトに届く」と明かす。投函コストを支払ってでも応募する価値が、双方に存在しているのだ。