レモンの木剪定で実がつかない失敗原因とは?プロ直伝の正しい時期と技

レモンの木剪定で実がつかない失敗原因とは?プロ直伝の正しい時期と技

レモンの木剪定で実がつかない失敗原因とは?プロ直伝の正しい時期と技についての真相をご紹介します。

レモンを育てている人が最も陥りやすいトラブルが「実がならない」という現象です。この問題の背景には、柑橘類特有の枝の性質と花芽分化のメカニズムに対する理解不足があります。

レモンは前年の春に伸びた枝(春枝)の先端や葉腋に、夏から秋にかけて翌春開花するための花芽を形成します。初心者がやりがちな最大のミスは、冬から春先にかけて「伸びて邪魔だから」とすべての枝先を一様に切り詰めてしまうことです。この無差別な切り戻しによって、木自身が準備していた花芽を人間が自ら全滅させているケースが極めて多く見られます。

また、もう一つの致命的な失敗理由が「夏や秋の過度な強剪定」です。レモンは常緑果樹であるため、葉の中に冬を越すための栄養(炭水化物)を蓄えています。夏から秋にかけて葉を過剰に切り落とすと光合成能力が著しく低下し、樹勢が衰弱して最悪の場合は冬の寒さに耐えきれず枯死してしまいます。さらに、太い枝を切った後の切り口をそのまま放置すると、そこから雑菌が侵入して幹腐病などを引き起こし、木全体が枯れる原因になります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。