ネット上の旅行ハックの中には、鵜呑みにすると現場でかえってストレスを生む誤解も散見されます。
誤解1:「圧縮袋を使えば何でも小さくなる」の落とし穴
手動で丸めるタイプのビニール製圧縮袋は、確かに衣類の体積を減らします。しかし、「体積は減っても重量は一切減らない」という物理原則を忘れてはなりません。小さくなった分だけスペースが空き、余計な物を追加してリュックがずっしり重くなるという本末転倒が頻発しています。さらに、シワになりやすいリネンやレーヨン素材の服を圧縮すると、ホテルで着用不能になるリスクもあります。
誤解2:「ミニマリスト=我慢の旅」という偏見
荷物を減らすことは、決して快適さを犠牲にすることではありません。むしろ「探す手間をなくす」「移動の疲労をなくす」という最大の快適性を手に入れるための戦略です。お気に入りのカメラや、旅先で欠かせないこだわりの美容液があるなら、それは残すべきです。その代わり、代替可能な日用品を徹底的に削るというメリハリこそが本質です。