ネット上の口コミサイトや施主ブログに寄せられた膨大な体験談を精査すると、満足度の高い施主と強い不満を抱く施主との間には、明確な二極化が見受けられます。
満足している層が口を揃えるのは、「都心の利便性を諦めずに済んだ」という点です。「大手ハウスメーカーでは建物価格が高すぎて郊外しか選べなかったが、アーキテクトのおかげで城南エリアの駅徒歩圏に3階建てが建った」「予算内で吹き抜けリビングが実現できた」といった、立地とコストを両立できた喜びが目立ちます。
これに対し、強い後悔の念を綴る手記では、以下のような具体的な現場トラブルが報告されています。
「契約後に設計担当者が変更になり、打ち合わせで伝えていたニッチの配置やコンセントの位置が図面に反映されていなかった」「現場を見に行ったら、雨養生シートの留め方が甘く、木材が濡れていたため激しい口論になった」といった意思疎通の断絶に関する告発です。
職人の当たり外れが大きい点も頻出する指摘です。同社は自社大工を持たず、提携する多数の下請け工務店に施工を発注しています。腕の良い棟梁に当たれば高品質な仕上がりになる一方、突貫工事を強いられた現場ではクロスの隙間や床鳴りといった施工ミスが見過ごされ、施主検査の段階でトラブルに発展するケースが後を絶ちません。