二人の関係性を語る上で外せないのが、チャールズ3世との深い絆だ。半世紀近くにわたり築かれてきた互いへの信頼は、単なる夫婦の愛を超えた強固な同盟関係に近い。周囲の側近たちが「国王が最もリラックスし、自分らしくいられるのは彼女が傍らにいる時だけだ」と語る通り、彼女は国王の精神的なアンカー(重し)として機能している。
気性が激しく几帳面な国王に対し、彼女は軽妙なユーモアと現実的な視点をもたらす。権力の重圧に押しつぶされそうな時、隣で静かに冗談を言い合い、共に笑える存在。この「普通の感覚」を王室内部に持ち込み続けたことこそ、彼女が果たした最大の功績と言えるだろう。