元Jリーガーが掴んだ競輪界の頂点——北井佑季が描く「先行日本一」の覚悟と2026年の野望

元Jリーガーが掴んだ競輪界の頂点——北井佑季が描く「先行日本一」の覚悟と2026年の野望

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北井の原点は、ピッチの上にあった。Jリーグの町田ゼルビアや松本山雅FC、カターレ富山、SC相模原などでFWやMFとしてプレーし、ピッチを縦横無尽に走り回っていた男である。しかし、サッカー選手としての現役引退という大きな岐路に立たされた際、彼が選んだのは指導者への道でも一般企業への就職でもなく、競輪という極限の勝負世界だった。

サッカーで培った心肺機能の高さと、相手とのコンタクトに負けない体幹の強さは、競輪界においても即座に最大の武器となった。119期として日本競輪選手養成所に入所すると、圧倒的な競走訓練成績で頭角を現す。周囲が目を見張ったのは、単なるスピードではなく、長時間の高強度運動に耐えうる心臓の強さだった。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。