物語のクライマックスとなる夜会当日。着飾った貴族たちが集う華やかな大広間で、元婚約者は意気揚々と主人公の罪状を読み上げ、婚約破棄と追放を宣言します。周囲が息を呑むなか、主人公は取り乱すどころか冷ややかな笑みを浮かべ、用意周到に集め尽くした決定的な証拠書類の束を突きつけます。
主人公が暴いたのは、対立令嬢が主張していた「主人公からのいじめ」がすべて狂言であったという物証だけにとどまりません。対立陣営が関与していた国家予算の横領、裏帳簿のデータ、さらには他国との不審な密通記録に至るまで、言い逃れ不可能な国家反逆レベルの汚職を白日の下に晒し出しました。
形勢は一瞬にして逆転。高らかに勝利を確信していた元婚約者と対立令嬢は顔面蒼白となり、その場で王宮近衛兵によって拘束されます。元婚約者は王位継承権(または爵位継承権)を永久剥奪されて幽閉処分となり、黒幕の令嬢は爵位剥奪および強制労働施設送りという無慈悲な処罰が下されました。まさに読者が求める最高純度の「ざまぁ展開」がここに結実します。