現地での過剰な採取による生態系破壊を防ぐため、自生地からの保全と合法的な流通の重要性が叫ばれている。険しい山脈や砂漠に足を踏み入れるプロのプラントハンターたちも、自生地の個体を傷つけることなく、持続可能な手法で採取された種子を世界中へ届ける仕組みづくりに注力し始めた。
日本多肉植物協会の関係者は「実生栽培の普及こそが、野生株の違法採掘を減らす最大の特効薬だ」と指摘する。種子から国内で繁殖された健全な株が普及すれば、絶滅危惧種の保全にも繋がる。国内の愛好家が種子を購入し、自宅で美しく仕立て上げること自体が、グローバルなボタニカル保全活動の一環となっているのだ。