購入後に後悔する代表例が、「中身にす(空洞)が入っていた」「口に入れた瞬間に耐えがたい苦味を感じた」というトラブルです。これらは選定段階である程度回避できます。
まず「すが入る見分け方」ですが、外見上、お尻側(花がついていた側)が異常に丸く膨らんでいる個体は警戒が必要です。これは受粉によって種子が異常肥大し、周囲の果肉組織から水分や栄養を吸い取って内部がスポンジ状になっているサインです。手で持った際に、見た目の体積に対して「軽すぎる」と感じるものは選ばないのが鉄則です。
次に「きゅうりが苦い理由」についてです。この苦味成分の正体は、ウリ科植物特有の配糖体である「ククルビタシン」です。通常栽培では微量しか含まれませんが、生育期間中に猛暑や極度の乾燥、急激な低温ストレス、あるいは過剰な窒素肥料が加わると生成量が増加します。特にヘタの直下や皮の近くに集中して蓄積するため、調理時にヘタ側を1.5〜2cmほど深めに切り落とし、皮をやや厚めに剥くことで苦味を大幅に低減できます。