新生児うんち回数の真相|母乳とミルクの違いや急変時の受診サイン

新生児うんち回数の真相|母乳とミルクの違いや急変時の受診サイン

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生後4週間までの新生児期における排便回数の平均は1日あたり3〜8回程度とされていますが、実際には母乳か粉ミルクかによってその様相は大きく異なります。保護者から「昨日まで毎回出ていたのに、急に出なくなった」「回数が多すぎて下痢ではないか」という相談が小児科外来に数多く寄せられますが、その背景には乳汁成分と消化管ホルモンの相互作用が存在します。

母乳に含まれる豊富なオリゴ糖や乳糖は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を優位にし、水分を多く含んだ酸性の便を形成します。さらに、母乳栄養児では胃・結腸反射を促進する消化管ホルモン(モチリン等)の分泌が活発なため、飲むたびに腸が動き、1日に10回以上の少量排便を繰り返すケースが珍しくありません。一方、調製粉乳(粉ミルク)は母乳成分に近づけられているものの、タンパク質(カゼイン)や脂肪酸の結合構造の違いから便が腸内にとどまる時間が長くなり、1日1〜3回程度にまとまりやすい特性を持っています。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価完全母乳栄養1日5〜12回(授乳ごとの排泄も普通)液状〜泥状、黄色、酸っぱい匂い水分量が多く回数も突出して多いが、体重増加が順調なら病的な下痢ではない。混合栄養1日3〜7回(母乳比率により変動)軟便〜泥状、黄色〜黄土色母乳とミルクの補足比率の変化によって、日ごとの回数ブレが起きやすい。完全ミルク栄養1日1〜3回(1日出ない日も発生)ペースト状〜有形軟便、緑色〜黄土色腸内滞留時間が長く水分が吸収されるため、母乳に比べ便秘が起きやすい。生後1ヶ月以降の移行1日1〜2回、または2〜3日に1回まとまった量の一括排便へシフト腸管の貯留機能発達による劇的な減少。機嫌が良ければ生理的適応と判断可能。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。