フィンガークロスには、前向きな願いとは正反対の裏の意味が存在します。誤解やトラブルを避けるために知っておくべき二つの注意点を解説します。
1. 背中で指を組む「嘘の免罪符」スラング
英語圏の映画やアニメで、登場人物が誰かと約束を交わしながら、体の後ろやポケットの中でこっそり指をクロスさせている描写を見かけることがあります。これはfingers crossed スラングとしての裏の意味で、「今ついている嘘や破るつもりの約束に対する神の罰を免除してもらう」という子供じみた迷信的ジェスチャーです。
「背中で指をクロスしていれば、嘘をついても罪にならない」というルールとして知られており、相手の面前で堂々と見せるサインとは全く異なるニュアンスを持ちます。大人の真剣な対話で背後に指を隠す仕草をすると、不誠実さや不信感を与える要因になり得ます。
2. ベトナムなど一部の国における深刻な侮辱表現
世界的なボディランゲージの違いとして極めて重要なのが、特定の地域におけるタブー視です。ベトナムをはじめとする一部の東南アジア諸国では、人差し指と中指を交差させるジェスチャーは女性器を象徴する非常に下品で攻撃的な卑猥サイン(Obscene Gesture)とみなされます。
欧米圏では日常的な親愛のサインであっても、多国籍なメンバーが集まる国際的な場や現地滞在時には、手のサインを不用意に使わず、言葉(口頭やテキスト)のみで伝える配慮が求められます。