Q1:カモメとウミネコを最も簡単に見分ける一瞬のチェックポイントはどこですか?
A1:くちばしの先端を見てください。先端に「黒と赤の明瞭な模様」があればウミネコ、模様がほとんどなく全体が黄色〜黄緑色であればカモメです。また、飛んでいる時に尾羽の先に黒い帯が見えれば確実にウミネコです。
Q2:海鳥はどうやって海の上で眠っているのですか?
A2:外洋性の海鳥(アホウドリやミズナギドリなど)は、波が穏やかな海面にプカプカと浮かんで休息をとるほか、最新の脳波研究では、飛翔中に脳の半分ずつを交互に眠らせる「半球睡眠(はんきゅうすいみん)」を行いながら飛び続けていることが判明しています。
Q3:海鳥の糞(グアノ)が歴史的に貴重とされたのはなぜですか?
A3:乾燥した島に数百年〜数千年単位で堆積した海鳥の糞は、魚類由来の豊富なリン酸や窒素を含んで化石化し、「グアノ」と呼ばれる最高品質の天然肥料・火薬原料になりました。19世紀にはグアノを巡って国際的な領有権争奪戦(グアノ戦争)が勃発したほど、人類の近現代農業と産業を支えた歴史があります。
Q4:沿岸で弱っている海鳥を見かけた場合、どう対処すべきですか?
A4:むやみに素手で触れず、まずは各都道府県の鳥獣保護担当窓口(環境系部局や自然保護課)に連絡して指示を仰いでください。海鳥のくちばしや爪は非常に鋭く危険であるほか、鳥インフルエンザ等の感染症予防の観点からも専門機関による保護が鉄則です。