南北約120メートルの堂内に整然と並ぶ1001体の千手観音立像、生々しいまでの躍動感を放つ風神雷神像と二十八部衆像、そして武士たちの血脈が通う通し矢の記憶。蓮華王院(三十三間堂)は、平安・鎌倉の宗教芸術の頂点と、中世・近世の武士道精神が見事に交錯する、京都屈指の歴史空間です。
仏師たちが祈りを込めて刻んだ多様な仏像の表情の中に、自分自身や大切な誰かの面影を探す時間は、日常の喧騒を離れて自らの内面と対話する貴重な機会となります。京都を訪れる際は、ぜひ開門直後の澄んだ空気の中で本堂の扉を開き、850年を超えて輝き続ける黄金の祈りの海に身を浸してみてください。 (出典: 三 十 三 間 堂 見どころ(Yahoo!ニュース))