ネット上のレシピ投稿サイトやSNSを見渡すと、りっちゃんのサラダに関して幾つかの誤解や調理上の盲点が見受けられます。
最も多い誤解が、「マヨネーズを使うレシピ」としての混同です。原作絵本および標準的な給食レシピでは、ゾウが持ってきた「油・酢・塩」とアリの「砂糖」で作るフレンチドレッシング仕立てが基本です。マヨネーズを加えても美味しく仕上がりますが、原作の再現という観点では酸味と出汁のキレを活かしたオイル&ビネガードレッシングが正統派です。
また、「昆布の種類」による仕上がりの違いも重要なポイントです。原作の絵本では乾燥した板状のだし昆布をイメージさせる描写ですが、実際の家庭再現で出汁用昆布をそのまま刻んで入れると硬くて食べられません。現代の家庭料理再現においては、塩分と旨味が程よく調調された「塩昆布(細切り)」または柔らかい「刻み昆布(乾燥を水戻ししたもの)」を使用するのが鉄則です。