千と千尋の旅館モデル決定版!油屋の聖地と泊まれる宿を徹底解剖

千と千尋の旅館モデル決定版!油屋の聖地と泊まれる宿を徹底解剖

千と千尋の旅館モデル決定版!油屋の聖地と泊まれる宿を徹底解剖にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

『千と千尋の神隠し』のモデルを巡っては、インターネットやSNSの普及によって事実とは異なる言説が定着してしまったケースが散見されます。代表的な2つの誤解を正しく検証します。

1. 台湾・九份(ジョウフン)はモデルではない?

急な石段に赤い提灯が連なる台湾の有名観光地「九份」。長年「千と千尋のモデル街」としてガイドブック等でも紹介されてきましたが、宮崎駿監督本人が台湾メディアの取材に対し「九份をモデルにしたことはない」と明確に否定しています。

ノスタルジックなアジアの猥雑さや赤提灯の情緒が映画の世界観と親和性が高かったことから自然発生的に広まった俗説ですが、公式な着想源ではない点には留意しておく必要があります(ただし、その景観の美しさ自体は一見の価値があります)。

2. 道後温泉本館には「宿泊」できない

ジブリ公式が油屋の参考にしたと認めている愛媛県松山市の道後温泉本館ですが、ここは明治27年に建設された公衆浴場(日帰り温泉施設)であり、旅館のように泊まることはできません。周辺の道後温泉街にあるホテル・旅館に宿を取り、浴衣姿で本館へ湯浴みに出かけるのが正しい聖地巡礼のスタイルです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。