数年前まで市場を席巻していた、ネオンカラーや過剰なブランドロゴはすっかり姿を消した。現在支持を集めているのは、ピグメントダイ(顔料染め)による絶妙なフェードカラーや、90年代の空気感を宿したサンフェード(日焼け)加工のアイテムだ。
チャコールグレー、くすんだセージグリーン、潮風を吸ったような褪せたネイビー。肉厚な7〜8オンスのアメリカ綿ボディに、控えめなワンポイント刺繍や掠れたグラフィックが乗る。主張しすぎない。しかし、遠目からでも生地のタフさとドライな質感が伝わる。服を「見せる」ためではなく、「生活する」ためのギアとして選ぶ感覚がここにある。