米中対立の常態化、サプライチェーンの分断、経済安全保障推進法に基づく重要物資やインフラ規制の強化。現代の企業経営において、法務はもはや単なるバックオフィスではなく、地政学リスクをハンドリングする司令塔へと変貌した。
西村あさひは、元官僚や国際通商の専門家を巻き込んだ学際的チームをいち早く組成し、輸出管理、対内直接投資審査、人権デューデリジェンスといった最先端領域で主導権を握る。どのサプライヤーから調達し、どの市場へ進出すべきか。企業の経営戦略会議に同事務所の弁護士が同席する風景は、いまや珍しくない。法務リスクの回避にとどまらず、国家間の規制の隙間を縫ってビジネスを最大化させるナビゲーターとしての役割が定着している。