30年を超える長寿番組であるがゆえに、インターネット上ではキャスト陣の不仲説や降板理由を巡る憶測が絶えません。現場取材や公の証言から判明している真相を検証します。
代表的な誤解が「山岡久乃さんと泉ピン子さんの確執による降板説」です。ネット上の一部掲示板などでは不仲が原因で節子が降板したかのような噂が流れましたが、これは明白な誤りです。実際の降板理由は前述の通り、山岡さんの胆管がん治療に専念するためでした。プロデューサーの石井ふく子氏をはじめ関係者は復帰の可能性を信じて劇中での不在理由を組み立てていましたが、病状の進行が早く急逝に至ったというのが紛れもない事実です。
また、五月の息子・眞(しん)役を演じたえなりかずきさんと、母親役の泉ピン子さんとの関係についても様々な週刊誌報道がなされました。長年の共演による距離感の変化や価値観の違いが生じたことは事実として報じられていますが、子役時代から築かれた演技上のコンビネーションは、日本のホームドラマ史における金字塔であることに変わりはありません。