ネクステージの商談において、多くの一般ユーザーがショックを受けるのが「諸費用(支払総額)の膨張」です。一般的な中古車販売店であれば、法定費用(自動車税、自賠責保険料、重量税など)と登録代行費用を合わせた諸費用は10万〜20万円前後が相場とされます。しかしネクステージの初期見積もりでは、これが40万〜60万円超に跳ね上がることが珍しくありません。
なぜこれほどまでに諸費用が高騰するのか。その内訳を精査すると、本来は任意加入であるはずのディーラーオプションや付帯サービスが、あたかも標準セットであるかのように組み込まれている実態が浮かび上がります。
この表から明白なように、車両本体価格を薄利で販売する代わりに、「有償保証」「コーティング」「納車前追加整備パック」の三種の神器で利益を回収する収益モデルが敷かれています。2026年10月の「自動車公正競争規約」改正によって「支払総額表示」が義務付けられ、以前のように勝手に不要な諸費用を上乗せして総額を膨らませる行為は規制されましたが、店舗側は「長く乗るならこの保証とコーティングが実質的に必須となります」と巧みな営業トークを展開してきます。この心理戦に負けて全てを受け入れてしまうと、「本体は安かったのに結局高額な買い物になった」という痛恨の結末を迎えるのです。