オカルト的な呪いや予言として面白がられたデスブログですが、現代の認知心理学や統計学の視点から分析すると、その真相は極めて明快な認知の歪みによって説明できます。
最大の要因は、心理学でいう「確証バイアス」です。人間は一度「東原亜希が触れたものは不幸になる」という仮説を信じ込むと、その仮説に合致する事例(ブログで触れた後に起きたトラブル)ばかりに強烈な注意を向け、記憶に強く残すようになります。一方で、彼女がブログで紹介して何も起きなかった数千、数万件に及ぶ「平和な日常の投稿」は完全に無視され、人々の記憶から消え去っていきます。
また、数学的な「大数の法則」も関係しています。多忙なタレントとして無数の固有名詞、地名、商品名を毎日発信し続けていれば、確率論的にその中のごく一部が事故、故障、業績悪化、天候不順などのニュースと時期的に重なるのは当然の帰結です。つまり、デスブログの正体は予言でも呪いでもなく、「圧倒的な情報発信量」と「人間の選択的記憶」が生み出した壮大な認知の錯覚に過ぎません。