大型観光バスが押し寄せる主要観光地から少し離れるだけで、静寂の中で深紅のモミジを堪能できる千葉の紅葉穴場スポットが存在します。混雑のストレスを抑えつつ、上質な景観に出合える3箇所を厳選しました。
1. 富津市「もみじロード」:約1,000本が連なる延長10kmの回廊
県道182号(上後〜佐久間線)沿い、志駒川に沿って約1,000本のもみじが自生・植栽されているエリアが富津市のもみじロードです。車窓から流れる紅葉のトンネルを楽しめるだけでなく、「志駒不動の霊水」周辺に車を停めて川沿いの小道を歩けば、木漏れ日に照らされた鮮烈な赤色が目の前に迫ります。ドライブ愛好家やツーリング客から絶大な支持を得ています。
2. 南房総市「小松寺」:房総の奥座敷に佇む名刹の紅葉トンネル
南房総市千倉町の山あいに位置する小松寺の紅葉は、関東で最も遅くまで鑑賞できるスポットの一つです。朱塗りの仁王門を包み込むようにカエデやイチョウが枝を伸ばし、晩秋には参道が真っ赤な落ち葉の絨毯で埋め尽くされます。ペット祈願でも親しまれる温かな空気感と、山寺ならではの研ぎ澄まされた静けさが同居しています。
3. 千葉市「泉自然公園」:都市近郊で味わう原生林のグラデーション
千葉市街地から車で約20分の距離にありながら、北総台地特有の豊かな樹林帯を残す泉自然公園の紅葉。中央に架かる「いずみ橋」から見下ろす谷津の景観は、赤・黄・常緑樹の緑が織りなす立体的なパノラマを描き出します。広大な敷地面積を持つため、他者との距離を確保しながらゆったりと散策できます。