色打掛にまつわる情報の中には、古くからの思い込みや根拠のない誤解が散見されます。正しい知識を持つことで、選択の幅を狭めずに済みます。
誤解1:「色打掛は挙式で着てはいけない」という俗説
「挙式は白無垢でなければならない」というのは絶対的なルールではありません。色打掛も白無垢と全く同格の正礼装であるため、神社や神殿での神前式で着用しても何ら失礼には当たりません。厳かな神殿内に色鮮やかな打掛が美しく映えるため、挙式から色打掛を選ぶケースも増えています。
誤解2:「赤地以外の色打掛は格が落ちる」という偏見
伝統的に赤が代表色であったことは事実ですが、青、緑、黒、金、あるいは淡いパステル調であっても、礼装としての格付けが変わることはありません。生地の織り(唐織や綴織)や刺繍の技法、仕立ての品質こそが格を決定づける要素です。