現場で使用されるセパレーターには複数の形状と規格が存在し、躯体の用途や仕上げ条件によって明確に使い分けられます。代表的なものが「丸セパレーター(丸セパ)」と「フラットセパレーター(フラットセパ)」です。
丸セパは、両端または全周にネジ加工が施された棒鋼で、Pコン(プラスチックコーン)を介してフォームタイや単管パイプと緊結する方式が主流です。ネジ径には主にW5/16(2分5厘)やW3/8(3分)、さらには高強度を要するW1/2(4分)があり、打ち放しコンクリート仕上げや大型土木構造物で絶対的な信頼を得ています。
一方のフラットセパは、薄い帯鋼状のプレートで、住宅基礎や擁壁などの型枠鋼板(メタルフォーム)や合板のスリットに挟み込んで使用します。Pコンを使わずに専用ピンやくさびで固定できるため、施工スピードが飛躍的に速く、部品点数を減らせるメリットがあります。
地下外壁や水槽など、水密性が厳しく求められる部位では止水セパレーターが必須です。軸の中央部に溶接された止水板(ツバ)や水膨張ゴムリングが、コンクリート硬化後にセパレーター軸を伝って侵入する水の経路(水みち)を遮断します。