ネット上で散見される代表的な誤解が、「ソニーの製品ショールームが復活した」という認識です。過去のソニービルを知る世代ほど、最新のテレビやカメラ、オーディオ機器が全フロアに並んでいる風景をイメージしがちですが、新・銀座ソニーパークは「モノを売るためのショールーム」ではありません。
現在のパークが目指しているのは、テクノロジーや製品そのものの展示ではなく、それらがもたらす「体験」や「遊び心」を都市の中で提示することです。したがって、製品カタログを眺めたりスペックを比較したりする目的であれば、近隣のソニーストア等を利用するのが合理的です。
また、「完全な公共の公園(行政管理公園)」と誤認されることもありますが、ここはソニーが保有・運営する民間所有の公共的空間(POPS:Privately Owned Public Space)です。民間企業が自社の敷地を社会還元しつつ、独自のカルチャーを発信するプラットフォームであるという二面性こそが、この場所の最大のアイデンティティといえます。