SNSや料理コミュニティでは、この「さしすせそ」を巡る投稿が定期的にトレンド入りし、熱い議論を巻き起こしています。発端となった経緯解説をたどると、ある人気料理インフルエンサーが発信した「家庭料理でさしすせその順番を守る必要はゼロ、全部混ぜて一気に入れれば良い」というポストに対し、日本料理の職人やベテラン主婦層から反論が相次ぎ、数千件規模の引用リポストが飛び交うプチ炎上へと発展した事例がありました。
ネットの反応を分析すると、大きく二つの陣営に分かれています。「平日の仕事終わりに調味料を1種類ずつ計って入れる余裕なんてない」「市販のめんつゆや合わせ調味料で十分美味しい」というタイパ重視の実利派が約6割を占める一方、「煮物の味が中まで染みていなかったり、塩辛さだけが際立つ失敗は順番を守っていないからだ」と科学的根拠を重視する層が約4割存在します。
さらにネット上で長年囁かれてきた噂の真相として、「さしすせその語呂合わせを作った人物が酒とみりんを忘れていた説」があります。これについて食文化研究者の見解や専門資料を掘り下げると、語呂合わせが一般家庭に広く定着した昭和初期、本みりんは贅沢品であり、家庭での常備調味料ではなかったという歴史的背景が浮き彫りになります。また、プロの和食調理において「酒」は調味料の順序を意識する以前の「下ごしらえの基礎(水と同列)」として扱われていたため、あえて標語に入れなかったというのが事実に近い解釈です。