メガバンクやネット銀行が台頭する現代において、地方銀行が生き残るためには地元の若年層との接点作りが欠かせない。しかし、従来のテレビCMやパンフレットのような「整えられた広告」は、デジタルネイティブ世代にはスルーされがちだ。彼らが求めているのは、企業側の都合の良いメッセージではなく、嘘偽りのない「リアル」である。
西日本シティ銀行が目をつけたのは、まさにその部分だった。フィルター加工を拒否し、その瞬間のありのままを共有するBeRealの文化を取り入れることで、銀行という存在を身近なものに感じさせようとしたのだ。この大胆なシフトは、保守的とされる金融業界において極めて異例の挑戦と言える。