実際にうろ覚えという言葉がどのように使われているか、SNSや知恵袋の投稿を分析すると、若年層では「うろ覚えだけど」と前置きしてから情報を共有するケースが目立つ。たとえばX(旧Twitter)では、2026年に入っても「うろ覚えで申し訳ないけど」というフレーズが日常的に使われ、誤情報を拡散しないための予防線として機能している。一方、昭和期の新聞投書やラジオ番組では「うろ覚えの記憶を頼りに」といった文語的な用法も確認できる。
方言としては、東北地方の一部で「うろおぼえ」を「うろっぱえ」と呼ぶ事例が民俗調査で報告されている。また、西日本では「おぼえがうろ」という語順で使う地域もあるという。ただし、いずれも標準語の「うろ覚え」が地域変容したもので、独自の語源ではない。