連載完結時、ファンの間で最も反響を呼んだのが『ジョジョリオン』の結末と東方定助の決断です。
激闘の末、透龍およびワンダー・オブ・Uを打ち破ったものの、東方家は長男・東方常敏をはじめ多くの犠牲を出しました。そして定助が追い求めていた「新ロカカカの実」の最後の1つは、瀕死の東方つるぎを救うために消費され、吉良の母・ホリーを完全に治療する手立ては失われてしまいます。
病院で意識を取り戻したホリーは、定助に対して「今のあなたは吉良吉影でも空条仗世文でもない、誰かの代わりではない東方定助」であることを告げ、自らの治療を諦めて前へ進むよう諭します。物語のラストシーン、東方フルーツパーラーで東方家の面々が新しいケーキを選ぶ輪の中に、定助は「家族の一員」として自然に迎え入れられます。
また、ヒロインである広瀬康穂との関係性も見逃せません。単なる恋愛感情を超え、孤独だった定助に名前と居場所を与え、互いのスタンド能力を補完し合って窮地を脱した2人の絆は、読者コミュニティでも「シリーズ屈指の信頼関係」として高く評価されています。
メディアミックスにおけるキャスト面では、ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』などで実力派声優の真殿光昭氏が定助役を担当。軽妙な口調と内に秘めた冷徹な闘志を見事に演じ分け、ファンから絶大な支持を得ています。第7部に続く第8部のアニメ化への期待が高まる中、定助の声を巡るキャスティング論争もファンの間で熱を帯びています。