一方で、実物のビールではなく酒器としての「おっぱいビール」を探している層も少なくありません。古くからディスカウントストアのドン・キホーテやヴィレッジヴァンガード、オンラインショッピングモール等でロングセラーとなっているのが、立体的な女性の上半身や胸部をガラスで再現した「おっぱいビールジョッキ」および「ビールグラス」です。
これらのグッズは、黄色いビールを注ぐことで泡が絶妙なアクセントとなり、視覚的なインパクトを与える宴会面白ビールグッズとして確立されてきました。特に昭和から平成にかけての大衆居酒屋カルチャーにおいて、仲間内の飲み会や罰ゲーム、誕生日のドッキリ企画などで定番のアイテムとして定着してきた歴史があります。
現在でも、パーティーグッズ売り場やネット通販で「おっぱいビールグラス 販売店」を検索するユーザーが絶えないのは、親しい友人へのウケ狙いプレゼントや、YouTube・TikTokなどの動画配信におけるリアクション獲得ツールとしての需要が根強く残っているためです。実力派ライスビールと伝統的なジョークグラス、この2つの文脈が同じキーワード空間で共存している点が、現代のネットカルチャーならではの多重構造と言えます。