ネット上の簡易動画などでは「ただゴムで縛ればOK」と紹介されがちですが、服を長持ちさせ、美しく見せるためにはいくつかの盲点を知っておく必要があります。
誤解1:どんなゴムでも仕上がりは同じ?
一般的な太いパイルゴムやビーズ付きのヘアゴムは絶対に使わないでください。結び目の厚みで服が不自然に突っ張り、外から見ても不自然なコブができてしまいます。必ず目立たない小型のシリコンヘアゴムを選択するのが鉄則です。
誤解2:生地へのダメージはゼロ?
ハサミを入れないとはいえ、同じ箇所を過度に強く引っ張りながら長時間放置すると、綿100%のデリケートな天竺生地などは繊維が伸びて型崩れを起こすリスクがあります。帰宅後はすぐにゴムを外し、洗濯時に軽く形を整えて干す、またはアイロンのスチームを当てることで、繊維の戻りを促すメンテナンスが不可欠です。
厚手生地と薄手生地での縛り分け
ヘビーオンス(7オンス以上などの肉厚Tシャツ)の場合、1箇所で大量の生地をまとめると結び目が大きくなりすぎます。この場合は、左右2箇所に分散して小さく絞る「ダブルサイド絞り」を取り入れることで、生地への負荷を減らしつつ均一なドレープを作ることができます。