たまごっちの公式設定資料や初期開発陣の証言によると、ぎんじろっちは「義理と人情に厚く、お節介焼きな下町育ちの江戸っ子」という極めて個性的なバックボーンを持っています。名前の由来は開発陣の親族(祖父)にちなんで名付けられたと伝えられており、デジタルペットでありながらどこか生身の人間臭さを感じさせるのが最大の魅力です。
1996年発売の初代たまごっちにおけるぎんじろっちの歴代デザインを振り返ると、限られた白黒ドット(16×16ドット)の中で、つぶらな瞳と特徴的なペンギン型のくちばし、小さな羽が見事に表現されていました。画面の端からトコトコと歩み寄り、プレイヤーに対して感情豊かにリアクションする姿は、当時多くの子どもたちや大人の心を掴みました。
その後、2000年代の「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」シリーズや2026年代の「Tamagotchi Smart」、そしてWi-Fi機能を搭載した最新の「Tamagotchi Uni」に至るまで、ぎんじろっちは時代に合わせてグラフィックを進化させてきました。現代のカラー液晶画面では、トレードマークの青い体色と下町情緒を感じさせるアクションが滑らかにアニメーションし、カプセルトイやアパレルを中心としたぎんじろっちのグッズ展開でも「Y2Kレトロアイコン」として若い世代から指名買いされる現象が起きています。