2026年9月、映画『自白(告白)』の制作発表会に登壇したナナの姿は、韓国芸能界およびアジアのエンタメメディアに激震を走らせました。胸元から足首に至るまで、蜘蛛の巣、蛇、花、レタリングなど、無数のリアルタトゥーが露出度の高いミニドレスからのぞいていたためです。当時、役作りのボディペイントではないかと推測されましたが、本人が「個人的に刻んだ本物のタトゥー」と明かしたことで議論が沸騰しました。
彼女がなぜこれほど過激とも取れる全身タトゥーを施したのか。その理由は、のちに本人の口から極めて生々しい告白として語られました。2026年8月、YouTubeのトーク番組『チョ・ヒョナの木曜日の夜』に出演したナナは、タトゥーを入れた当時を振り返り、「精神的に最も辛く、息苦しかった時期だった。感情を吐き出し、解消する唯一の手段がタトゥーだった」と明かしました。華やかな脚光の裏で抱えていた深刻な心理的葛藤を、皮膚に痛みを刻むことで耐え忍んでいたという事実が浮き彫りになった瞬間でした。
そして、世間をさらに驚かせたのがタトゥー除去の決断です。除去を始めた契機について、ナナは「母から慎重に『綺麗な体をもう一度見たい、消してくれないか』と頼まれた」と告白しています。母は娘がどれほど苦しんでタトゥーを入れたかを理解した上で、心の回復を見守り、機が熟した段階で優しく語りかけたといいます。ナナは「母の願いなら躊躇なく消そうと思えた」と即答し、レーザーによる極めて激しい痛みを伴う除去施術を開始しました。
2026年現在の公式イベントやSNS投稿を確認すると、初期に刻まれていた濃密なラインは大幅に薄くなり、肌のトーンを取り戻しつつあります。自身の心を守るための「鎧」として纏ったタトゥーを、今度は母への愛とプロフェッショナルとしての覚悟をもって脱ぎ捨てる――その過程自体が、彼女の精神的成熟を物語っています。