地上波の撤退に伴い、国内女子ゴルフはネット配信へと活路を見出しました。しかし、当初ファンを歓喜させた「ネット配信」も、定着とともに大きな転換点を迎えます。それが女子ゴルフ中継有料化へのネットの反応が示す、ファンの戸惑いと受容のプロセスです。
配信黎明期にはYouTubeなどによる無料配信が行われた時期もありました。しかし、高品質なマルチカメラ中継や日本語実況・解説を維持するためのコストは莫大です。2026年現在、JLPGAツアーの公式配信権はU-NEXTが独占的かつ包括的に獲得しており、ほぼ全試合の見逃し配信を含めたライブ配信を展開しています。
SNSやネット掲示板(5ch)、Yahoo!ニュースのコメント欄には、有料化当初、高齢のゴルフファンを中心に怒りと悲鳴が溢れかえりました。「年金暮らしの楽しみを奪わないでほしい」「ゴルフを見るためだけに毎月2,000円以上払うのは高すぎる」といった批判が殺到したのです。しかし移行から数年が経過した現在、ネットユーザーの間では「CMなしで全ホール追える」「早朝のティーオフから最終組のホールアウトまで追跡できる」「好きなプロの組をピンポイントで追えるマルチアングルが便利すぎる」といった肯定的な評価が主流を占めるに至っています。
特にU-NEXTゴルフ中継の評判と料金に関しては、月額2,189円(税込)という価格設定自体は他の単機能配信サービスと比較して高額に見えるものの、毎月付与される1,200円分のポイントを考慮すれば実質的な負担感は軽減されます。さらに国内女子ゴルフツアー中継日程のほぼ全戦を網羅しているだけでなく、後述する米PGAツアーや映画・ドラマの見放題まで包含しているため、ヘビーユーザーにとってはコストパフォーマンスの面で極めて高い満足度を獲得しています。