角替和枝の死因と柄本家の絆|早すぎる別れから現在へ紡がれる真実

角替和枝の死因と柄本家の絆|早すぎる別れから現在へ紡がれる真実

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公の場や作品で見せる円熟した演技とは裏腹に、家庭内での角替和枝さんは驚くほど無邪気で遊び心に溢れた人でした。その最たるものが、ファンの間でも語り草となっている角替和枝 ゲーム好きエピソードです。

ファミコンの黎明期からゲームに熱中していた和枝さんは、『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』『ゼルダの伝説』『ポケットモンスター』などの名作タイトルを徹底的にやり込むハードゲーマーでした。子育て中のエピソードとして、次男の時生さんがテレビ番組で明かした証言は非常に象徴的です。

一般家庭であれば「早く宿題をしなさい」「ゲームばかりしてはいけません」と叱るのが母親の常ですが、柄本家では全く逆でした。和枝さんは息子たちが寝静まった後も一人リビングに座り込み、コントローラーを握りしめて夜を明かすこともしばしば。息子がつまずいた難所を「ちょっと貸しなさい!」と代わりにクリアしたり、逆に自分が倒せないボス敵に直面すると「佑!時生!ちょっとこれ倒して!」と学校帰りの息子たちを呼びつけるなど、母と息子というよりも「ゲーム仲間」のようなフラットな関係を築いていました。

また、人気RPGの発売日には朝一番で店頭に並び、家族全員の食事を作ることすら忘れて冒険の旅に出ていたという逸話もあります。権威的な親として振る舞うのではなく、自分が好きなものに全身全霊で没頭するその姿は、息子たちにとって「人間として生きることの面白さ」を教える何よりの生きた教材となっていました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。