hitaruの音響設計は、世界的な音響設計事務所として知られる「永田音響設計」が手掛けました。生音の豊かな響きを重視した本格的なオペラハウス仕様となっており、オーケストラやクラシックコンサート、アコースティック編成の生演奏では、天井や側壁からの美しい初期反射音が客席全体を包み込みます。
一方で、大規模な拡声装置(PAシステム)を使用するJ-POPやロックコンサートにおいては、開館当初から観客の間で評価が分かれる場面も見受けられました。クラシック向けに設計された長い残響時間が、重低音やアタック感の強い電子音と干渉し、「低音が少しこもって聴こえる」「ボーカルの輪郭が吸い込まれるように感じる」といった声が一部で上がったためです。
しかし、劇場側と音響エンジニアによる綿密なチューニングが重ねられた結果、現在では吸音カーテンの適切な運用やスピーカー配置の最適化が進み、ジャンルを問わず明瞭度の高いサウンドが提供されています。生音主体の公演であれば1階後方や2階席正面、迫力ある重低音を体感したいポップス公演であれば1階前方から中階層のセンターブロックがベストな音響環境を享受できます。