アリーナ座席の運命を最終的に決定づけるのは、興行ごとに組まれるステージ構成のトポロジー(空間配置)です。運営側がどのセットプランを採用するかによって、地獄の埋もれ席が一瞬にして神席へと昇格する逆転現象が発生します。
1. シンプルなエンドステージ構成(花道なし)
アリーナ席にとって最も過酷なパターンです。北側(または南側)の端にステージが固定され、観客が一方向を向くため、座席の優劣は純粋に「ステージからの列数」だけで冷酷に決まります。前述したAブロックのみが勝者となり、Bブロック後半以降は距離とフラットな視界の二重苦に苛まれます。
2. センターステージ(センステ)&ロング花道構成
代々木第一体育館の縦長フロアを最大限に生かした理想的な構成です。メインステージから中央に向かって長大な花道が伸び、BブロックからCブロックの境目付近にセンターステージが構築されます。この場合、Bブロックの中央寄りやCブロックの前方席が「実質的な最前列」へと大化けします。演者が花道を往復するたびに至近距離でアイコンタクトを狙えるため、アリーナ全体での「神席体感比率」が跳ね上がります。
3. バックステージ(バクステ)&外周トロッコ構成
アリーナ最後方(Dブロック付近)にサブステージ(バクステ)を設け、客席間の通路をムービングステージやトロッコが周回する演出形態です。このパターンが採用された場合、普段は見放されがちなDブロックやアリーナ外周の端席が、突如として演者と数メートルの至近距離で対面できるプレミアムエリアへと変貌します。